2018年01月31日

東京大学大学院 臨床心理学コースに合格する為の教科書

はじめまして。現役東大院生のアリシスと申します。

今回は,私が東大大学院入試で使用した教科書をご紹介していきます。実際に使用して良かったと実感できた選りすぐりの教材を紹介していきますので,志望する方はぜひ参考にして下さい。

まず,大学院入試において,教科書選びが合否を決めると言っても過言ではありません。

試験合格には①勉強時間②講師③教材が重要であると言われています。

しかし,大学入試においては圧倒的に③教材の選択が合否を左右します。

なぜなら,大学院入試はその研究室の先生方が今興味のある分野に限った問題を出題するためです。
*今というのはここ5年くらいです。

よって,問題作成をする研究室の先生方の専門分野(ここ5年くらい)に絞って対策をすることが最も効率的かつ合格への近道になります。

心理学の領域は広いのですべてをカバーするとなると時間オーバーになってしまいますし,実際,試験で出題されるのは研究室の先生方が今興味のある分野なのです。

なので,先生方が最近執筆された書籍を読み込んで下さい。そして,書籍を媒介物として利用し,先生方の頭の中と自分の頭の中を同化していってください。




今回は,東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コースに必要な教科書をご紹介します。

まず,臨床心理学コースのボスとも呼べる下山晴彦先生著書の「よくわかる臨床心理学」を読みましょう。



臨床心理学コースの過去問を何年分か解いてみると分かってきますが,下山先生だと思われる問題が毎年2問ほど出題されています。

大学院の入試問題数は全部で5題~7題くらいなので,2問となると非常に大きな配点です。またこの本は今後臨床心理学を学んでいく上でも基礎となる知識ですので,しっかり読み込むと良いでしょう。

またこの本は,同じく臨床心理学コースの教授である高橋美保先生も執筆に携わっています。

そのため,高橋先生が書かれたページも重点的に読み込みましょう。

次に統計学の本の紹介です。臨床心理学志望の学生は統計学に苦手意識を持つ人が些か多いと感じますが,以下の2冊を使用すれば十分対策できます。

南風原朝和先生著書の「心理学統計の基礎」②同じく南風原先生著書の「心理統計学ワークブック」です。





南風原先生の本は非常に良書ですが,初めて読んだ時には理解に苦しみました。
まずは3周読むことである程度理解ができるようになります。
そして,自分のものにするためには7周以上読む必要があると思います。

さらに②のワークブックと併用して進めると知識の定着が進みます。

最後に言っておかなければならないのは,臨床心理学コースの試験は,教科書以外からも出る!ということです・・・。

次回投稿する教育心理学コースは先生方が執筆した教科書からほぼ出題される一方で,臨床心理学コースはどの教科書にも書いていないような問題が毎年一問以上出題されます。

なので,先生方の最新の論文を読むなど教科書以外の準備も必要かもしれません。

特に,新しく赴任された滝沢先生はどのような問題を出すのか,検討をつけるのが中々難しいです。

2018年度の問題は,バイオマーカーの研究計画書を書く,という問題が出題されました。

これは,バイオマーカーの意味を捉えられれば,解答の幅は広く,比較的得点できる問題だと考えられます。

ただ,この問題を予想できた人はほぼ皆無でしょう。

しかし,教科書外から出された問題は他の多くの受験者も解けないので,そこで失点しても合否にはあまり影響しません

確実に点が取れる統計や下山先生の本から出される問題をしっかり解ききって下さい。

大学院説明会では,先輩方がおススメの教科書を教えてくれるので(ここに挙げているものと被ると思いますが)説明会に足を運び,情報収集をしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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posted by アリシス at 23:43| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すみません! 臨床心理を受験したいと思っているのですが、統計の問題では計算が必要になったりしますでしょうか。一応5年分の過去問をチェックしたのですが、統計の問題では数式によって証明したりしないとけないのかどうかわからなくて。
Posted by at 2019年09月01日 19:40
お返事が遅くなってしまい、すみません。昨年度に既に受験されているかもしれませんが、統計の問題は、数式ではなく、意味が理解できているかを確認する問題が出題されます。今年度も恐らくその点は変わりないと思います。

>さん
>
>すみません! 臨床心理を受験したいと思っているのですが、統計の問題では計算が必要になったりしますでしょうか。一応5年分の過去問をチェックしたのですが、統計の問題では数式によって証明したりしないとけないのかどうかわからなくて。
Posted by アリシス at 2020年06月11日 21:12
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